このDIO ZXの故障原因は燃料ラインで問題が起きています。ほぼ間違いないと思います。
燃料ライン特定までの記事はこちら
フューエルポンプのOHです。きっとガソリンタンク内の異物が入り込んだに違いない。
→結果 違いました。中身はキレイだし問題なさそうでした。分解清掃しましたが内部に異変はありませんでした。(素人目ですが)
必要なもの
T20
10mmスパナもしくはラチェット
パーツクリーナー
必要によっては燃料ホース 内径 φ5、φ6
分解したので、内部構造等を記載しておこうと思います。
こちらがZXのフューエルポンプです。
AF34の普通のライブディオやリード90などにも使用されている(と思う)「負圧ポンプ」というものみたいです。
めっちゃ簡単に説明すると、エンジンのなかのピストンが動くと空気を吸い込む動作が入るのですが、このポンプに繋いでおくとポンプがガソリンを吸ってくれるってものです。
フューエルポンプには3本ホースが刺さっていますので抜いていきます。
1本(下部)燃料タンク、燃料フィルターからつながるホース
2本(横部)エンジンにつながるホース(負圧をもらうホース)
3本(上部)キャブレターにつながるホース。
ホースが劣化していて抜けませんでした。
ちぎれてしまったので交換してしまいましょう。
おすすめはデイトナの2重構造のホースです。耐久性◎
ピンク透明の耐油ホースは耐久性△です。中が見えるので整備中はGoodです。
燃料ラインはφ5のホースとφ6のホース二種類ありそうです。
クリップ付きがおすすめですヨ
ピンクのホースはこちら
ホムセンにて購入しました。
ちなみにバイクパーツメーカーですとこちら(値段は変わりません)
取り外し
指さしたところと、対角に10mm六角ボルトが刺さっていますので、外します。
外れました
分解に入ります。
なんとプラスドライバーや六角レンチではなくT型のビットが必要です。これはいじり止めといって、真ん中に穴が開いているタイプみたいです。
持っていない方はアストロプロダクツへGo。または下記で販売中
星みたいな形ですね★
穴が空いてます
ネジを緩める時メリメリ感がありました。
緩み止めが塗ってあります(ネジの先端が青い部分)今回組み付け時の塗布はしませんが、欲しい方はこちらを塗布しましょう。
外した感じ、ロックタイト(又は嫌気性接着剤) 弱強度(それ以下)で大丈夫だと思います。瞬間強力接着剤などで代替してはだめですよ
※丁寧にやりたい方は青い部分をブラシで落とします。今回僕は落としません。
こちらが使用されていたネジです。
さてさて外していきます。
黒いガスケットで剥がれにくいので精密ドライバーを突っ込んで外します。(傷つけないようにね)
裏返してみます。
こんな感じです。
フィルム(ダイアフラム)を外してみます。
綺麗すぎます。
裏面を外していきます。
似たように見えますが、部屋が分かれています。少し違いますね。
裏面はこんな感じ
カバーを外す時に失敗しました。
精密ドライバーでこのプラスチックフィルムに曲げ跡をつけてしまいました。構造を見る限りこの程度であれば問題ないと思います。
皆様気をつけてね。
フィルムみたいなものを外します。
うーんキレイです。
拡大図です。全然キレイですので問題ないように思います。
固着もなかったです。
これ以上は軽い気持ちでバラすと、組上が大変なことになるのが目に見えているのでパーツクリーナーを吹付けたり、ホースの接続部の穴を吹いて、洗浄だけ行います。
向きを確認して、蓋のネジ(4本)を締めていきます。
ネジ4本は緩み止めが塗ってありましたので、同様に塗ります。
緩み止めはコレで大丈夫だと思います。気になる方は下記をクリック
ネジの締め具合ですが、緩み止めが塗ってあるので、ガスケット(黒い板の部品)が潰れてぺったんこにならないようにして、締めすぎないようにしてください。
緩すぎるとガソリンが漏れると思います。締まったなと思ってから1/4~1/2回転くらい締め込む感じかなと思います。
ホースの向きを意識すると間違えなく組み付けられます。
組付け時は、フィルムやガスケットの形状が左右非対称形状ですので、逆向きに組めないようになってるぽいです。
確認してもとに戻します。
車体へ取り付けます。
ポンプを外したときよりも少々はめ込みにくくなりましたが、
元の画像を撮影していたので比較し、組付けは問題なし。
車体と燃料ポンプを10mmの六角ネジで固定します。
ホースをつなぎます。
※燃料タンクからポンプまでは一時的にわざと透明ホースにしてあります。セルを回したときに、ちゃんとガソリンが回るか確認します。
だめでした。まったく吸い上げてくれません。
ちなみに、ポンプ→キャブへのホースを抜きましたがNG
ポンプ内にシリンジを使ってガソリンを充填しても供給のきっかけになるかとおもいきやNG
エンジンがかかった状態で負圧ホース(黒)を抜いてもだめ(エンジン回転数がどんどんあがってしまう。上がってから接続しても特に変化なし。)
念のため、キャブにガソリンをダイレクトに入れてみます。
ポンプ→キャブのホースは抜きます。
キャブに直でガソリンを投入しセルを回します。
→かかりました。
燃料ラインの不具合であることは間違いないので、
給油タンクのホースをぬいてセル回したらどうなるか確認します。
給油タンクの代わりに、注射器のシリンジのようなものでガソリンを接続しておきます。
これでポンプが機能するようなら、タンク内のフィルターが詰まってます。
→長くなってしまいそうなので、次の記事へ!
タンクが詰まった原因は、変質した(腐った)ガソリンを抜いた後、ゴミが入らないようにして燃料キャップを外して放置したのがNGだったかなー。
ゴミがタンク内のホース接続部フィルターに詰まったかも。
一応、タンクから出ているホースにシリンジをつなぎ、ピストンを引いてみると、ガソリンをタンクから吸い上げることは可能でした・・・。
原因はわからず!
なぜ発生したかがわかりませんな、、、
→後日確認したところ、逆止弁が逆に刺さっていました。(俺のミス!)こりゃ無理なわけだわ。
次の記事はこちら
記載中、、、
コメント